2015.03.29 Sunday 17:25

マッチング
飲む・食べる

オーディオのスピーカーとアンプのマッチングのように、
飲む・食べるにも、より味わいが引き立つもの、良さがわかりにくくなってしまうもの、があります。
「あ、また酒の話だな」と思われそうですが、今日は週末なのでアルコール抜きで!
(個人的にはハナ金ですけど)

たとえば、イタリア料理にはやっぱりペリエでなくて、イタリアのガス入りの水があうと思います。
サンペレグリノもいいですが、サンベネデットとかの炭酸弱めが妙に合うと思えたり。
(食事と関係なく飲むだけならペリエのほうが炭酸が強くて美味しい気がしますが)

中華料理には紹興酒(やっぱりお酒の話)が美味しかったり、絶対ではないですが、自然の流れでマッチングはあると思います。

そんな当たり前のことは置いておいて、この間美味しかった「お茶!」
お店で担々麺系の辛いソバの後に出されたお茶が、甘い香りながらすっきりと飲み口がよくて、つい「何のお茶ですか!?」と聞いたのがこれ。

白桃烏龍。
桃のフレイバーで、実は烏龍茶なのですが、とってもスッキリさわやかで美味しいのです。
このお茶、実は大変手に入れやすいもので、LUPICIAというお茶の専門店のもの。
インターネットでも購入できますが、Legato近くでは、プランタン銀座の地下2Fに入っています。

お客様のお宅でも思いがけず遭遇して、美味しく頂きました♪

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2015.03.28 Saturday 23:19

セッティングみなおし

忙しなく日を過ごしていると、セッティングが単純な「確認」になってしまう時があります。
「忙」は「心を亡ぼす」と書くから、「忙しい」はよくない・・・
と以前お客様に言われたことがありますが、まさにその通り。

毎日のセッティングも、1日、2日確認作業だけになってしまうと、何が悪いって、
自分の言葉に自信を持てなくなります。
お客様の反応に、「エクスキューズ」が多くなってしまう。

だから、毎日システムに向き合う時は、どんなに少しの時間でもよいので、その時だけは他のことを忘れて心を落ち着かせて聴くように心がけてはいますが、「気になる」部分は、触り始めると時間がかかってしまったり、中途半端でかえって悪くなってしまったりするので、そっとしておくことはあります。寝た子を起こさない・・・。

しかし、雨の日とか、週末の朝は割と気持ちに余裕があって、「気になっていた」ことをしたくなります。
今朝はそれ。
TulipがWharfedaleを横に置いてからちょっとセッティングにしっくり来ない部分がありました。
で、今日は取り組みましたところ、まずはWharfedale(右端)のスピーカーの下に吸音用にコルクを入れたのが横の広がりが出てよくなりご機嫌。

それから、以前に良かったと思い、貼ったコルクシート。
Tulipのスピーカーの左上のあたり。
これも、もしかして貼り過ぎかも・・・と思い、思い切ってはがしてみる。
そうすると、高域の伸びがよくなり、吸音し過ぎだったことが判明。
セッティングには、時に思い切りが必要です。
以前よかったことも、機器が変わったり、何かが変わることで、逆に行かないまでも、ほんのちょっと邪魔している可能性はあります。
それから、DECOLAが鳴っているのか、壁が鳴っているのか、モヤッとした感じがあるのが払拭できず、んーーーーと、DECOLAに手を付いて考えていたスタッフが、ここだ!と言うのは、
DECOLAの上にのせているMAJIK DSM本体底面とDECOLAの天板の間に起きるレゾナンス。
ここにちょこっとカシミアの布を、ほんの少し入れたらモヤがとれて分離が良くなり、ガラッと変わりました。

季節が変わって、暖かくなってきたので、DECOLAや壁の響きが少し変わってきているようです。
部屋も生き物。
衣替えと合わせて、セッティング見直し、是非!
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2015.03.27 Friday 20:52

LINN新製品発表会
行ってきました!

本日は、銀座にてLINNの新製品発表会があり、途中お店を抜けて行って参りました。

LINN PRODUCTSのギラード・ティーフェンブルン社長がいらしていて、
新製品、そして新機能の「スペース・オプティマイゼーション」について説明があり、実際新製品のMAJIK DSM2とKLIMAX DS/2の音を聴いて参りました!
KLIMAX DS/2、AKURATE DS/K/2、MAJIK DS/2、MAJIK DSM/2として生まれ変わったこの度の新製品。
2007年にDSがリリースされて8年。
ハード・ソフトウェア全ての面で自前の技術を開発、採用、そして自社工場内での生産。
この一貫した姿勢から、着実に積み上げてきた技術によって、今回はクロックシステムが一新。
ジッターレベルが、今までの約半分に低減されます。
(今までのDSでも、従来のCDプレーヤーなどと比較するとかなりジッターレベルは低いのですが、更に!)
この他、DACセクション基板レイアウトが新しくなり、更にはEXAKT LINKがつきます。
(写真上がMAJIK DSM2、下がMAJIK DSM。イーサーネットの入力の脇にEXAKT LINKが追加されているのが見えますか?)
KLIMAXはこちら。

既に先日の当ブログでもご紹介していましたが、では音は・・・?
そう、今日初めて聴くのです、音。

会場では、B&W CM9を使って、
1 従来のMAJIK DSM、MAJIK DSM2(MAJIK基板の変化)
2 MAJIK DSM2でspace optimisation(以下SO)をかけたもの(SOの効果)
そのあと、スピーカーをKLIMAX 350Aに変更し
3 従来のKLIMAX DS、KLIMAX DS/K/2(KLIMAX基板の変化)
4 KLIMAX DS/K/2でspace optimisation(以下SO)をかけたもの(SOの効果)
更に、スピーカーをKLIMAX EXAKTに変更し
5 KLIMAX EXAKT SYSTEM (EXAKTの効果)
と、5段階で試聴しました。
本当に階段をあがるように、おもしろいくらいに変わって行きます。
階段の段差がどのくらいかは、・・・。
いずれの比較も明らかに違います。
Legato的には、MAJIK DSM、DSM2の差が、嬉しいような困ってしまうような。

ところで、話を聞いていてなるほど・・・と思ったこと。
LINNのこのOPTIMISATIONは、80Hz以下の低域についてだけ、ピークをカットしてくれるというものですが、それが出来るならグラフィックイコライザーだって、可能なんじゃ?と思います。
しかし、「音楽性に影響を与えたくないので、波長が長く指向性のない低域部分のみに働きかける。100Hz以上を触ることは、ボーカルの帯域にも触れてしまうことになる。」
とのこと。
なるほど。
LINNは、信号がスムーズにスピーカーのユニットまで運ばれる手助けを徹底的にやっているメーカー。
本当に徹底していると思います。
なぜなら、音楽はその先にあるから。

そして、今回のSAPCE OPTIMISATION。
部屋をスピーカーのように考えると・・・という話もありました。
ミュージシャンと、リスナーに対してとても真摯なブランドだと、思います。

銀座の街も変わりゆく。
でも、たぶん、銀座という街の精神は変わらない気がする。
新しいものを取り入れる柔軟性と、伝統に裏打ちされた「ここは銀座だ」という自信と厳しさ。

LINN、そして銀座。
つい好きなもの同士、似ていると思いたくなる性分です。
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2015.03.26 Thursday 15:05

「アルバム」

iTunesで曲単位で買えるようになってからか、
あるいは「ベスト・アルバム」がやたら出るようになってからか、
どちらが先かわかりませんが、音楽を「アルバムで聴く」ということが昔より薄れていったかもしれません。
好きな曲だけ「マイ・アルバム」的に聴くのも楽しいですが、
たまにはアルバムで聴くと、「発見」あります。

ちょっと前からよく聞いている「Nice 'N' Easy」。
アップテンポなのは、タイトル曲の1曲だけで、その後はすべてバラード。
以前はなんとなく退屈な感じで聴いていなかったアルバムです。
ベスト盤に入っていたNice 'n' Easyを聴いて「いい!」と思い、
これはきっと元のアルバムには他に良い曲があるはず。・・・と、
かけてみたら、始めはやはり単調に感じられましたが、そのまま流しているうちに、
思わずスピーカーの前に座り込む曲もあり、すっかり好きな1枚になりました。

1曲目のNice'n'Easyで「気楽にいこうよ」と歌っている割に、
この後は気楽とは程遠い、グッと深いバラードが続きます。
昔の思いを瞬時に思い出した「That old feeling」、どれだけ深い愛かどうしたら伝えられるか「How deep is the ocean」、おーもう首ったけ!「I've got a crush on you」、諦められない恋「You go to my head」などなど。
1960年リリースのアルバムで、ビルボードのアルバム部門では9週間もNo1だったそうです。
グラミー賞では、男性ボーカル部門、アルバム部門、編曲部門などでノミネートされた1枚。
なるほど、いいものはちゃんと評価されていたわけです。

ところで、このアルバムの影の立役者、ネルソン・リドルの存在を知るに至ったもこのアルバムのおかげ。

ネルソン・リドルは、作曲家であり、編曲家であり、バンド・リーダー。
このアルバムでは、編曲と、ストリングスの指揮をしているようです。
(そう、これ、バックミュージックも演奏がとてもいいのです。)
もう1枚シナトラの素晴らしいアルバム「Only the Lonly」でもタッグを組んでいます。

その他、ナット・キング・コール、エラ・フィッツジェラルド、ペギー・リー、ローズマリー・クルーニー、などなど錚々たる面々とも。

ところで、どこかで見た名前だと思っていましたら、こんなところにも。
リンダの後ろにいる「おじさん」と思っていたのが、ご本人でした。

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2015.03.25 Wednesday 23:31

Wharfedale

Wharfedale(ワーフェデール)のヴィンテージスピーカー。
鳴らしています!詳細は後日!と先週言っておきながら、鳴らしたての次の日には両方とも嫁ぎ先が決まってしまい、詳細を説明する間も、なくでした。
なので、事後報告?です。

こちらWharfedale W70。
ワタクシ、自宅で使っているスピーカーW70Cの初期型モデル。
なんと1950年代のモデルです。
ユニットは外から見えませんが、30cmウーファーと、なんと25cmミッドにツイーター・・・の3ウェイ。
自宅のは、これよりミッドが少し小さく20cmで、箱も少し小ぶり。
更に、砂が入っていて、結構重たい。
このモデル、本店に入荷したのが約3年程前。
JBLやTANNOYのヴィンテージよりもずっと手に入りにくいもの。

更にこちら。
同社のW3。
これも、同じ1950年代に作成されたモデル。
ミッドは、W70より小さいですが、ユニット配置が凝っていて、ミッド・ツイーターが上向きに、ウーファーは正面向いている。

当時のWharfedaleは、音響学者のブリックス博士が、製作に携わっていて、
そのせいか、音場の出方、空間再生がすごく独特・・・というか素晴らしい。
弊店でヴィンテージを扱っていると、この頃のものって、フルレンジや同軸2ウェイが一般的なイメージがありますが、この英国Wharfedaleや米国のBOZAKは、多数ユニット使いで、音場感がクラシック音楽をコンサートホールで聴くような、そんな趣があります。


このW3も稀少中の稀少品で、これも3年程前に1度入荷した以来のもの。
私自身は、このW3の音場再生に驚いて、「Wharfedale」という名前が頭に深く刻み込まれ、
「もう1台ない?」と、わーのわーの言って探してもらったのが、W70C(上のモデルの後継機)

なので、個人的には、大プッシュな2機種ですが、あいにくすぐにそれぞれハートを射止めて、今嫁入り支度中です。

また、次回入荷の際は・・・是非。
ちなみに、BOZAKの3ウェイがくる・・・かも。
その時はまた!

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2015.03.22 Sunday 19:15

LINN SPACEOPTIMISATION
試してみた!

LINNのソフトウェアを早速最新にし、MAJIK DSMやSNEAKY DSMで、EXAKTスピーカーでなくてもSPACE OPTIMISATIONをできることを確認。
ちなみに、まずどのスピーカーを接続しているかを選択します。
選択の幅は現状では、LINNの他B&WやKEF、SPENDORなど限られますが、要望によってここはアップデートされていくようです。
このあと、部屋の数値や壁の素材、窓の数などを入れていきます。

LegatoのMAJIK DSMやSNEAKY DSMは、接続変更が多いのでいったんここは戻して、2FのAKUDORIKで試します。

まず、今日はこれまでにAKUDORIKに記憶させていた数値はそのまま(※)で、今回アップデートされた箇所を試し見ました。
ちなみに、ソフトウェアがアップデートされてから、入力された数値が反映され、
このようにお部屋の図が出るようになりました。
これだと、数字を間違えて入力していたら、すぐにわかりそうでいいですね!
図で見ると、Legatoの2F、右のスピーカーがずいぶん前に出てない?
2Fの壁は、端が湾曲していて、書き込むとこんな感じになっています。↓
うむ、よさそうです。
(※)今までは9つを入力
部屋のW,H,D (3)
後ろ壁からの奥行きと、側面壁からの距離(左右スピーカーそれぞれ)(4)
リスニングポイントから前の壁までの距離 (1)
リスニングポイントから横壁までの距離 (1)

それでは、スピーカーの高さ(床からスピーカーの底面)を入力してみます。
最初は0で設定されていました。
AKUDORIKは、ブックシェルフなので、床からの距離を入力すると、目に見えて違います。
高域がスーッと伸びて、こうして比べてみると低域にも膨らみがあって伸びていないかったのがわかります。よりクリア。

それから、四方の壁と床、天井、の素材を入れてみます。
「Construction Type」とあり、これは最初はUnknownに設定されています。
CONCRETEかPARTITIONのいずれかから選びます。
CONCRETEはコンクリート打ちっぱなしの壁、それ以外はPARTITION。
天井・床は、CONCRETEか、Suspendedからの選択。
これも同じく、Legatoは、コンクリ―ト打ちっぱなしではないので、Suspendedを選択。

聴いてみると、四方の壁が取り払われたかのよう!
壁に当たって音が滲んでいたのがわかります。

今までも十分に「雑味がない」と思いましたが、更に・・・。
窓やドアも追加ができますが、今日はここまで。

これは、思ったより簡単でおもしろーい!!
そしてスゴイ・・・。
きわめてスゴイ。

LegatoはEXAKTでやってみましたが、MAJIK DSMをお使いの方や何人かのお客様からすでにお試しになられ「すごーい!!」という声も頂いております。

この「SPACE OPTIMISATION」機能はON/OFFできるので、数字入れてて何だかわからなくなっちゃった!というときは、OFFにすれば普段通りに戻りますので、是非お気軽にお試しになられてみてください!

※詳しいマニュアルは近日中にLINN JAPANのWEBでアップデートされるようです。

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2015.03.21 Saturday 21:33

エクスキューズ ミー

ネタ切れ・・・ではないのですが、
書きたい内容は、
タイミング的にもう少し寝かせてから(漬け物!?)・・・とか、
ちょっとイロイロ調べないとならない(単に怠け)・・・とか、

それから・・・
久々に早く帰って、エアコンなしでオーディオいいなぁ。
あ。あれ聴きたいな。
お。これどうかな。
いいじゃん!
これ、レコードで探そう。
(PCひらく)
この人、こんなアルバムもあるんだ・・・
(しばしネットサーフィン)

「コーヒー切らしてるんだよなー」(独り言)
「仕方ないなー」
・・・ちょっと一杯。

なんてやっていたら、すっかり頭がオフ・モードで、
明日もお店は営業していますので、
朝からしっかり働きますし、
もうちょっと内容のマシなブログを書きたいと思いますので、
今日は、
このへんで・・・



この間古道具屋さんで見つけたオールドバカラのちーいさいグラス。
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