2014.10.31 Friday 22:04

各種ソフトのお知らせ

★ 澤野工房新譜入荷しました
今回の新譜はジャン・フィリップ・ビレ / L'ineffable
ジャン・フィリップ・ビレはJAZZベーシスト。
ベースがリーダーのアルバムです。
美しい、懐かしいメロディ、スタンダード曲が印象的な澤野さんのCDの中では、割と異色なクールな演奏で、ここだけの話というかぶっちゃけた話「売れ筋」でないことは確かです。
でも、私もそして澤野工房のスタッフの皆さんも彼の演奏が好き。
ベースってこんなに色んな表情があったのね!とか、
「澤野らしさ」の別の一面を知る・・・というような1枚であります。

¥2,381

★ LP各種入荷しました
ゴールドノート(※)から
Billie Holiday  Body & Soul
※ゴールドノート:
オーディオメーカーのゴールドノートプロデュースのLP。
カッティングマシーン、ヘッドなどはノイマンの機種、テープレコーダーはテレフンケン・・・と言う具合に、音質にこだわったLP。
既に7タイトル発売されていますが、メジャーな1枚がラインアップに加わりました。
500枚プレス限定で、1枚1枚シリアルナンバー入り。

¥5,000

重量盤各種入荷しています。
今回はHarry Belafonte  Live at the Carnegie Hall
このLPをかけると「手に入りますか?」とよく聞かれます。

重量盤2枚組 ¥ 7,500

CD&BD Boxで少し定着していますベルリンフィル自主レーベルの第一作目。
ラトル指揮のシューマン交響曲全集。
4枚組レコードのBOXも入荷しました!

重量盤 4枚組BOX   ¥23,000

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2014.10.30 Thursday 23:59

LINN DS
Songcast再生

先日MAJIK DSMをお納めしたお宅は、DS2台目でした。
2台のDSで何ができるかというと・・・
1つの家庭内LANネットワークにあることで、1つのNASからそれぞれのDSで別々に音楽データを再生することは、もちろん可能。
そして、2台を完全に同期再生させることも可能なのです!

先日のお客様のお宅では、このメリットを最大限生かせる形となりました。
お客様のお宅では、図のようにリビングとキッチンが厚い壁を隔てて繋がっています。
それぞれのお部屋がかなり広いので、例えばリビングでお子さんたちがTVを見て、キッチンでお母さんが音楽をかけながら・・・というのは、両方にとってそれぞれがノイズになってしまいます。
が、いずれもDSを通すと、両者は完全に同期再生するのです。
その音声は、音楽のみならず、TV、ラジオ、アナログレコードに至るまで。
一方をメインとして、サブの方でメインと同じものを再生するのが「LINN Songcast」。
(もちろんその都度メインをどちらにするかを選べます。)

実はこの「同期再生」という技術が結構難しいテクノロジーのようです。
LINNは、DS以前に、「KIVOR」という名のマルチルームシステムで、それこそCDの読み取りとHDDが一緒になったものや、各部屋に音楽を配信するシステムなどを総合的なシステムとして作っていました。
このKIVORで「家中同期再生」が可能だったので、DSになってからこの「同期再生」を可能にすることは1つの使命だった・・・というような話をLINNのエンジニアから聞いたことがありますが、それくらい大変なことのようです。
確かに同タイミングで2台をプレイしても、中々ぴったりにはいかなくて、少し音がずれると気持ち悪いものですよね。

こちらがリビングで、昨年お納めしたPIEGA Premium1.2と今回ご納品させて頂いたMAJIK DSM。
この右手の方に進んで行くとキッチンで、両方のお部屋は一部仕切られていますが、音は通ります。

こちらがキッチンのシステム。
元々お持ちだったPIEGA TS3とLINN SEKRIT DS-I。

こうしたことが可能なのもLINNならでは。
ちょっと褒め過ぎでしょうか。
でも、DSでできることって、一度慣れてしまえば、結構使うことの多い機能ばかりなんですよね。色々な機能を備えたものはたくさんありますが、ここまで簡単に使い倒せるものって中々ナイのです。

リビングとキッチン、大声で会話しなくても音楽が繋いでくれる・・・というのも素敵じゃありません!?

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2014.10.29 Wednesday 22:44

ところかわれば

先週末店内のソファを変えたことによって大きく変わったのが「音」!!
週末はソファ騒動ですっかり頭から抜けていましたが、朝音を聴いて「ヤバい・・・」。


1Fは木枠と革の座面で出来たウェグナーの椅子を2脚置いていたかわりに、フカフカのソファがきていて、Tulipの低域はソファにしっかり吸われてしまっています。
週末元気にみずみずしく鳴っていたTulipが、ちょっと水分不足で枯れてしまいそうに大人しい音になってしまいました。
それから座る位置が低く、またスピーカーに近くなっていて、Tulipを大きく振っていたのが災いしています。音が中抜けして、広がりが出ません。
音のクオリティはもちろん悪くないのですが、ちょっとこれではお客様のハートを瞬間的にキャッチできない。

2Fのソファは今までに比べると、前にせり出していた座面がだいぶ引っ込んで、更に高さが少し上がっています。
普通に腰掛けた時の耳の位置は、以前に比べると、大まかに少し後ろ上に移動。
先日セッティングし直して、そこにアーティストが居るかのように聴こえていたEXAKTの音は、ボーカルなどがかすかに「ワーン」という響きを伴います。

これでは、お客様に聴かせられなーい!

ということで、まずは2階から。
EXAKTのoptimisationでは、部屋の縦・横・高さ、スピーカー位置の他、上の写真のようにリスニングポイントから前の壁、左の壁それぞれの距離を測って、入力できるので、これを測り直し、再度Optimise。
更に、今までのセッティングで超重要だった、リスニングポイント頭後ろの吸音の高さを少しあげ、その吸音と一緒にあわせた部屋の隅の吸音も若干変更。
これは、音を聴いて違和感があったため。
合わせたらバッチリよろしくなりました!!

1Fは、Tulipの振りをまっすぐめに戻しました。
これだけで、中抜けはなくなり左右に音が広がり、随分よくなりました。
が、まだみずみずしさが、響きが欲しい。
ということで、床にベタ置きで全く問題なしのTulipでしたが、弊店オリジナルボードを採用。
これで響きが豊かになり、ソファにたくさん吸音されても大丈夫!!



ソファを変えただけでも、これだけ変わります。
全く同じシステムでも、同じ音は一つとしてありません。
「ところかわれば音変わる」ですね。

費用をかけずとも本当にこんなちょっとしたことを変えるだけで、スピーカーがのびのび歌ってくれるようになります。
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2014.10.26 Sunday 21:40

Legato店内衣替え!!

本日はLegato店内衣替え。
2Fで使い続けたドイツのコア(ソファ)を、とうとうデンマークのヴィンテージ家具へ。

これは、先週ご紹介したルカ・スカンジナビアさんで見つけたもの。
ブランドなどはわからないのですが、50年代、60年代のデンマークのヴィンテージ家具で、ルカさんで生地の張り直しや木製の肘掛、脚部を塗りなおしたもの。
ルカさんでは、こんな具合で当時のヴィンテージ家具を素敵に生き返らせてしまう「ワザ」をお持ち。
なので、錚々たるブランドの高ーいものでなくても、よいもの・素敵なものとめぐり会うことができるのです。

このソファ、Legato2Fの雰囲気にピッタリですワ!

2Fのソファはどこへ?
驚くなかれ!
意外と収まりのよい具合に。
1Fがなんとなく、心地のいいリビングっぽくなりました。
Tulipを聴くのにも、EMPIREを聴くのにもイイ高さ。
もちろんFred & Gingerも。
さぁ、今日はそろそろ帰りましょう。
雨が降ってきましたので、傘持って。


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2014.10.25 Saturday 17:45

LINN Klimax DSMアップグレード

昨夜はお預かりしていたKLIMAX DSMアップグレードのご納品でした。
iPhoneImage.png

LINNのこのトップエンドのKLIMAXシャーシは、1999発売のモノラルアンプKLIMAX SOLO以来、ステレオアンプ(2001)、プリアンプ(2002)、KLIMAX DS(2007)と統一したシャーシデザインはそのままに今も現行品として販売されていますが、内部基板や電源はそれぞれ劇的なアップグレードを遂げています。
そして、昨年EXAKTがリリースされお馴染みのKLIMAXシャーシに納まると、今夏にはKLIMAX DSMにEXAKT端子が標準装備され(※)、DSMユーザーがいつしかEXAKT SYSTEMのことが気になった時に、その道(未知!?)が閉ざされないよう(?)配慮がなされた製品ラインアップになったのでした。

それを記念して(?)この夏のLINNのサマーキャンペーンは、DS/K→DSMへのアップグレードも用意され、今回のお客様はKLIMAX DS/KをDSMにされたのでした。
お客様は、EXAKTへのご興味はないながら、ファイルミュージックに限ることなく、TVやミュージックバード、ブルーレイなど、様々なコンテンツをオーディオで楽しまれたいというところから、今回のアップグレードへ踏み切られたのでした。

KLIMAXの限定モデルだったLINNの創始者アイバーのサイン入りブラックシャーシのKONTROLとDS/Kをセパレートシステムとしてお持ちだったのですが、KONTROLのアナログのみの4入力に対して、DSMのHDMI(3),TOSLINK(2),SPDIF(1),RCA(1)という豊富な入力に魅力を感じられ、プリとDSが1台にまとまったDSMに。

1月強お客様のDS/Kをお預かりして、中味を丸ごと交換しDSMとなってお手元へ。
もちろんアイバーのサイン入りのブラックシャーシのまま。
中味だけ新品になってきたということです。

スピーカーは、PIEGA TC30X。
パワーアンプはUESUGI。
これが実は屋根裏のサブシステムというので、全く驚きです。
メインは、VIVID AUDIOのGIYA3。
プレーヤーは、AKURATE DSM。
・・・失礼ながら、あれ?メインがKLIMAXじゃないの?と思う方もいらっしゃるかと思います。
PIEGAは、「本気を出したくなるスピーカー」なので、こちらサブに「KLIMAX」なのですね。

でもきっと、リビングの1Fも屋根裏の3Fも、メイン・サブということはなく、音楽への探究心旺盛なお客様にとって、いずれも「なくてはならない音」ナノダ!と思います・・・
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2014.10.24 Friday 23:45

アナログ生活始めます! その11
メカニカルな調整

いよいよここまできました。
アームリードを除く、実働状態の全パーツを取り付け、サスペンションの調整します。

その前に前回載せ忘れましたが、もちろん電源ケーブルは取り付けております。

ケーブル一つとっても、「ただ取り付ける」のでなくて、取り回しなど、一つ一つ丁寧に取り付けるのがミソ。
教えてもらいながら、「そこまで気を遣ってるのか!」といちいち驚きです。

さて、スタイラスを取り付けます。
針にダメージしないようカバーも忘れずに。

全体の重量バランスを見ながらサスペンションの調整をするので、もちろんスタイラスも取り付けるのです。

次にモーター取付角度微調整ネジの仮固定。

二本のネジがトッププレート下のモーターを押し下げることで角度を調整します。
ちなみに、回転スピードの調整は、仕上げ段階で実施します。


インナープラッターを装着。
このあと何度も取り外しますので、オイルは規定量未満でオッケー。
軸受け内部の上下のライナーとスピンドルが傷つかないように、油膜ができる程度。


ベルト装着は、以前の記事を参照

アウタープラッターを装着し、レコードを載せておきます。
プリンスの水平調整します。
(セットアップジグの置き台で調整)

さて、サスペンションの調整です!


写真のサスペンション・スプリング3箇所(大・小グロメット、スプリング、ワッシャー)を回しながら、取り付け向きを適宜な調整、同時にサブシャーシ自体の水平アライメントにも気を配ります。
(アームボードの高さ、ターンテーブルの傾き)
ちなみに、これは何日か続けるので、初回は割とダイナミックに動かすように!
と教えを受けました。


このサスペンションの調整を数日続けます。
ちなみに、これらの調整は、かなりリジットな環境で行いたいため、階段上り下りですこし揺れるレガートの3階から、本体をおろしてきて1Fで調整しております。
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2014.10.23 Thursday 22:30

音楽の軌跡

実家の納戸の奥を片付けをていたら古本が色々出てきました。
古本と一緒に、両親の若かりし頃の歌舞伎の筋書きやら、コンサートのプログラムやらがどっさり。
その一部。
上の写真の文をコンサートの日程順に並べると、
65年
2月20日 ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ
ブラームス チェロ・ソナタ1番、バッハ 無伴奏チェロ組曲3番、他カバレフスキー、ファリャ

5月7日 ウィルヘルム・ケンプ
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ32番、シューマン クライスレリアーナ、他ヘンデル、ブラームス

11月9日 レフ・オボーリン
バッハ、シューベルト、ベートーヴェン、ハチャトゥリヤン、バンシチコフ、ドビュッシーなどのピアノ曲

11月29日 アイザック・スターン 
ヘンデル、ベートーヴェン、プロコフィエフ ヴァオリン・ソナタ 他

66年 
1月11日 ピエール・フルニエ
ヴィヴァルディ チェロ協奏曲、バッハ 無伴奏チェロ組曲第6番、
その他ベートーヴェン、ドビュッシー、チャイコフスキー


67年
6月14日 リリー・クラウス
シューベルト 楽興の時、即興曲、優雅なワルツ、ソナタ(遺作)

70年
10月14日 スビヤトスラフ・リヒテル
ベートーヴェン生誕200年記念 後期ピアノ・ソナタ 30,31,32番

77年
11月9日 イングリッド・ヘブラー
スカルラッティ、モーツァルト、シューベルト、ラベルのピアノ曲

78年
2月28日 ライプツィッヒ ゲバントハウス・バッハ・オーケストラ
バッハ ブランデンブルグ協奏曲1、3、5、2、4、6番

83年
11月23日 イ・ムジチ合奏団
ヴィヴァルディ 四季、モーツァルト 弦楽セレナーデ他、タルティーニ、ヴァッセナー

・・・スミマセン、長くなりました。

全くクラシック音楽を聴くとは知りませんでしたが、以外とコンサートには出かけていたみたいです。
結構集中的に行っていますね〜。

なんとなく、コンサートの内容の選び方とか、一時集中していっている感じとか、親子で知らずに似ているものだと思います。

当時のプログラムも見てみると、常識が少し当時と今では異なるので、興味深い!!


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