2014.07.31 Thursday 13:43

AKURATE EXAKT
調整進捗

EXAKT AKUBARIKがLegato2Fに設置され、調整し、一晩鳴らして、明けて今朝。
かなり出てきています。
昨日の最後にかなりいい雰囲気と思っていたのが、一晩のエージングで部屋が窮屈に感じられるような音に。
(そんなこと言っても、既に十分すぎるほどいいんですけど、人間て欲が深い)

それではセッティング開始!
まず、これが昨日の数値。
ここから、まず
1.リスニングポイントから前の壁までの距離(右上:Distance to front wall)を変更。シナトラの声がのびのびし始め、ピアノの響きのかぶりがすっきりしました。
それから
2.部屋の高さの数値(Height)をほんの少しあげるとまた伸びやかになり、
3.スピーカーポジションの壁からの距離を変更します。(L,RのTo front wall)ちょっと前にスピーカーを出すと言った感覚でしょうか。
4.ボーカルの低位がイマイチぴたっと来ないので、部屋の幅や(Width)、スピーカーポジションのサイドの壁からの距離(to left/rught wall)も触ってみます。
幅の変更は音圧が上がり、スピーカーポジションはあまりよくなかったので戻す。
(元の数字に戻せることが肝心)

そんなセッティングをしていたところで、
本店のEXAKTマイスター石井登場。
既に10セット以上納品している石井のセッティングは早い、はやい。
「昨日よりずいぶん出てるね、音圧が全然あがっている」と施した数字がこれ。

5.Distance to front wall(右上)は、私が入れた数値より、昨晩の数値より距離を縮めます。・・・すると低域に深みが増しました。

「右のスピーカーは、スピーカーの存在を感じさせないくらいだから右はOK」とのことで、6.左のスピーカーと部屋の幅を調整。
今まで聞こえなかった音がたくさん聴こえます。

そこへ早速聴きにいらしたお客さまと試聴。
「空気に溶け込むようだね」とお客さま。
最近再放送中のドラマ「のだめカンタービレ」の影響で、「また最近聴くようになった」ベートーベン7番を、ここではラトルの指揮で。

Optimise(部屋の数値を入力)前と後の音も、簡単に比較ができるのでトライ。
「おーーー!黒木君伸びやかになったー!!」とお客さま(笑)
黒木君とは、「のだめカンタービレ」のオーボエ奏者の男の子。
7番は冒頭にオーボエのソロが入りますものね。
ヴァイオリンなど、胴の響きが感じられ、すっごく上品。
細部ばかり目立つのでなく、オーケストラも実際の演奏を聴いているようにハーモニーが素晴らしい。

ちなみに、お客様はoptimise後はもちろんすごくいいけど、しない状態でも素晴らしいね、いいスピーカーだねとのことでした。

下のTANNOY コーネッタも触発されてセッティング触ったら、豊かに鳴っています。

ちなみに、しばらくはエージングでどんどん変わるそうなので、毎朝のセッティングが微妙に変わりゆくことを今から覚悟していますが、細かい数字の微調整だけでなく、もっと感覚的にできる簡単なセッティングもあります。
これについてはまた別途・・・。
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2014.07.30 Wednesday 23:18

きたっ!
LINN AKUBARIK EXAKT

LINN AKUBARIK EXAKT が、Legatoに入荷しました!! 
特注色で、アーモンドグリーンのような色。
とてもシックです。

EXAKTの全く最初からのセッティングは初めてで、ちょっと色々混乱しております。

手順としては、まず当然のことですが
1.ヘッドユニット、スピーカー2本分の電源ケーブルを接続し、更にヘッドユニットと両スピーカーをLANケーブルで接続します。
ケーブルの接続はザッツ・オール。
2.スピーカーは、出荷時いずれも「LEFT」で設定されているので、シリアルナンバーを見て、右に置いたスピーカーを、「あなたは右ね」と設定します。
3.スピーカーのセッティングを。いつものように位置出しです。
4.それから部屋のサイズを測り、PCにインストールした設定ソフト「Konfig」にその数値を入れOptimiseします。
入れる数値は、部屋の縦・横・高さ、リスニングポイントから垂直に壁にあてたところ、それからスピーカーの壁からの距離(フロントの外側1点から後ろ方向への奥行きとサイドの壁への距離)
ここからが難しい。
測ったままの数字の入力後は、試聴しながら詳細を変更していきます。
たとえば、壁が板で響きが多いので、リスニングポイントから前の壁までは計測上の数字より少し前に出ていると考え、距離を狭めてみたり。
あるいはやってみて、変化を体験した上で、数値を上下させていく・・・。
うーん、むつかしい!!
でも、おもしろい!!
というか、音がすごい!!!
初めて聴く音がたくさんあって、セッティングも手探りです。

これは、ちょっと、今日はまだまだ序の口で、セッティングに慣れていない・・・というか頭がぐるぐるですので、触りだけのご報告でした。

LINN EXAKT SYSTEMに関しては>>>LINN JAPANサイト
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2014.07.27 Sunday 17:19

LINN MAJIK ISOBARIK
ご納品

マジック アイソバリックのご納品の多いここ最近です。
今回は、昨年SNEAKY DSMをお求め頂いたお客さまのお宅へお納め。
DSMの時はご自身でセットアップされるとのことで、お伺いは今回初めて。
今回新顔のアイソバリックと、クアドラスパイアのラックにフローリング、全てチェリーがしっくり合っていて、お客さまも思ったよりピッタリだなぁ、とまずお喜びに。

お一人暮らしで、お部屋の生活の中心がオーディオとのことなので、やはり見た目も重要ですよね!
ブックシェルフのスピーカーからのアップグレードで、「低域の音は今まで聴こえなかった音が聴こえますね」。

まずは元々スピーカーがあった位置に置き軽く鳴らしながら、セッティングを少々触らせて頂きました。

お客様は、なるべくケーブルがごちゃっとしないように、ラックとスピーカーは前に出し、後ろの空間に余裕をもたせていらっしゃいましたが、思い切ってラックを後ろへ15cmくらい。それに合わせてスピーカーも後ろへ下げつつ、スピーカー間は広げます。

マジック アイソバリックは、横の壁の反射を使ったほうが部屋全体に心地よく広がります。壁からの距離を取るにしても前に出すより、左右を広げる方がよい結果を得られることが多い感じ。

これでだいぶ低域も伸びてきました。
でも、もう1つだけしたいことが・・・。
NASの電源とDSの電源が同じタップに入っているので、分けさせて頂きました。
NASの中の音源を再生するので、なんとなくよい電源を供給したいと思うのですが、DSとはタップを分けたほうがよいのです。

さらに、欲が出てもう1つ。
DSに使っているタップが、オーディオ専用のフィルター付のもの。
フィルターは、PCオーディオには効果が大きいのですが、DSの音の変化は、個人的な感触ではセッティングしていく上であまり望ましくない変わり方なのです。
なので、今回はお持ちしたアメリカン電気のタップを使用。

こうして聴いてみると、位置のセッティング後の音とは中高域がの生々しさが変わり、音も前にでてきます。
「変わりますね!PCの時にはあのタップよかったんだけどな。DSMは本体のノイズ対策がしっかりしているんですかね」
この上で、スピーカーの位置をもう少し変えます。
瑞々しさも加わり、これならお楽しみ頂けそうというところで、セッティングはひとまず終了。
しかし、てふてふやお店のオリジナルボード、NASの電源ケーブルが短くなっているのを見るにつけ、ブログでのご提案が届いている感じがして嬉しくなります。

そうそう、最後になってしまいましたが、実はすごく驚いたのは、SNEAKY DSMのバイアンプでしっかり駆動していること。
アイソバリックは結構トルクの必要なスピーカーだから・・・と思っていましたが、ここまで鳴らすとは立派なアンプです!!

お客さまから1日たって早速メールを頂きました。
「音の奥行きが増した上に高音と低音のバランスがよくて聴きやすく、広がりも出てとても満足しています」
アイソバリックとの蜜月をお楽しみいただけているご様子です♪


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2014.07.26 Saturday 23:22

日本の底力

先週の定休日に京都へ行って参りました。
祇園祭りのよいよい宵山くらい?で、通りに山鉾が出ていて、夕方から地元の方々の奏でるお囃子が聴こえてきて、浴衣で町歩きを楽しみました。

途中、お客様から教えて頂いた「遊形サロン・ド・テ」でお茶。
俵屋旅館さんのやっているカフェですが、店内はフィン・ユールやウェグナー、オーレ・ヴァンンシャーなどデンマークの名作椅子ばかり。
ワタクシは、フィン・ユールのNo.53にかけて、あまーいチョコレートのムースを頂きました。
ブルーが素敵でした。
手前はオーレ・ヴァンシャー。
当然とは言え、しつらえがとても素敵。
ウェグナーのミニベアチェアと、向かいの椅子はなんでしょう・・・。

聞いた話によれば、俵屋さんの11代目の当主が、デザイナーの名前など知らずに集めたのだとか。当たり前かもしれないですが、さすが審美眼というのか、よいものを選びとる力がすごいのですね。
でも、お店に行ってみると、確かにどこか一貫性があって、椅子一つ一つも美しいし、素晴らしいですが、やはりその全体像が何とも素敵でした。

京都土産に買ったのは、一保堂の本店限定のお茶の葉と阿闍梨持ち、それから可愛らしい箱に入った金平糖やら飴やら。
それから、祇園祭の長刀鉾が描かれた宮脇の扇子。
思い切り日本人満喫。

そういえば・・・
8月3日は、「ゆかたで銀ぶら2014」だそうです。
浴衣で来ても来なくても、浴衣姿の男性・女性でにぎわう銀座も魅力的!
これってなんと1970年から続いているようです。

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2014.07.25 Friday 15:11

MAJIK DSMで
TANNOY Arden
鳴らします♪

TANNOY Ardenを長くお使いのお客様。
アンプが壊れてしまったタイミングと、DSへのご興味が湧いたタイミングが一致して、この度スピーカーはそのままにその他を一新することをお考え。
始めはDSのご質問でご来店されたお客様でしたが、お店のTANNOY コーネッタがMAJIK DSM1台で十二分にドライブし、(ワタクシが言うのもなんですが)中々魅力的に鳴っているのを聞かれ、「これは1台でもいけるのでは」と、この度MAJIK DSMをご導入頂いたのでした。
お伺いしたらそこは・・・
趣味の部屋!!!
360度ぐるっと、池田満寿夫のコラージュやジャン=リュック・ゴダール作品、ロサンゼルスオリンピックのポスター、リヒテンシュタインなどなどが壁面に飾られ、70年代の雰囲気でまとめあげたお部屋の真ん中に、Ardenが。
とても楽しそうなお部屋です。

さてはて、DSはしっかり仕事をしてくれるかな。
ネットワークはすんなりとつながり、ソフトのインストールをしながらご説明。
接続完了して音が鳴りだすと、PCの手を止めて、スピーカーの中央へ行かれます。
「はぁ〜、いいですねぇ」という一言は、心底といった雰囲気で嬉しくなります。
XLDでリッピングを試してご自身のソフトを鳴らして・・・、SongcastでYoutubeをストリーミング再生して・・・。
その度「素晴らしいですね」「家から出なくなりそう。会社行かなきゃいけないんだよな。」と、ぽつりぽつり発せられる言葉に幸福感が滲みます。

1台で鳴らすことの心配もありましたが、「全然大丈夫ですね!いいなぁ!!」
昨年ユニットをレストアされたArdenは、アンプが壊れてからちゃんと聴くのは久しぶり。
アッテネーターポジションスイッチのセルフクリーニングなどをすると、抜けもよくなり、スピーカー間も若干広げ、伸び伸び鳴るように・・・。
(ところで、このラックはお客様のアイディアで、ラックONラックにしたところ、ラックの足になるところも棚として使えるようになって、そこにブルーレイプレーヤーやルーターなどが綺麗に収まっています。下から2段目)
出来ることが多過ぎるDSは、ソフトのインストールとご説明をしているとつい長くなり、多分聴きたくてソワソワしているお客様のお邪魔さま。

そそくさと帰ったらうっかり忘れものしちゃったりして・・・。
失敗談の入らない納品例を目指したいものです。
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2014.07.24 Thursday 23:30

スタイルさまざま

本日は吉祥寺のJAZZ喫茶dzumiに、ミュージックストリートの取材でお邪魔していました。

普段あまり耳にしない「フリージャズ」を、店主泉さんの説明を聞きながら。
しかも、今日はミュージックバードの収録中だったので、お話も視聴者向けに興味深い話題を織り交ぜながら、時代の流れと共に。
世の中からもれてしまってあまり知られていない盤を聞いてまいりました。

こんな風に書くと、ちょっと普通には入りづらそうですが、泉さんはめちゃくちゃお元気な67歳で、大変気さく。
ワタクシも今日は雰囲気がわからず、収録中もありおとなしくしていましたが、バンバン質問して大丈夫そうな雰囲気でした。

実際、フリージャズは、なんの情報もなく聴いていたら、私には小難しく感じられてしまいますが、ちょっとした背景だとか、流れだとか、アーティストのことを教えてもらいながら聴くと、また発見があります。

しかし、こうして聴いてみると「ジャズ」と言っても、一言ではまとめられないほどスタイルさまざま。

しかし、結局音楽は人から人へつないでゆくもの‥そんな気もいたします。

ミュージックストリートの小熊さんの記事は、もう少し先になりそうですが、お楽しみに!
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2014.07.23 Wednesday 15:13

MAJIK ISOBARIK
AKTIV化 その2

今日は、先日アップしたMAJIK ISOBARIK AKTIV化のお客様の続きを・・・
システムは、この通り、MAJIK DSM+MAJIK6100をフルに使い、MAJIK ISOBARIK AKTIVへ。

間違いがないように接続しますが、鳴らしたては十分注意します。
もし誤って低域の信号が高域に入ってしまったら、普通の音量ではツイーターがとんでしまうので、音量をかなり絞ってから始めます。

間違いないことを確認してボリュームをあげていきます・・・。
お客様の最近のお気に入りのバッハのヴァイオリン無伴奏のパルティータをかけて頂きました。

鳴らしたて「低域の感じが変わったかな?」「少し締まったね」と少し首を傾げられます。
全部のユニットが今まで使っていなかった筋肉を使い始めるような感じなので、鳴らしたてから劇的に変わることを期待しているとちょっと肩すかしをくらうような感じなのですが、この変化は鳴らしているうちにどんどん変わってきて得難いものとなります。
(お客様のお宅にご納品の場合はアンプもアクティブモジュールの基板も新品で、このエージングもできていないこともあります。)

少し馴らし運転しているうちに、鳴ってきたのでキャロル・キッドや、ラインスドルフ指揮のマーラーの3番をかけてみます。
低域がだいぶ出てきたので、少し前に出しますが、まだ足りない。
お客様のお宅は横に幅がとれるので、スピーカー間をそれぞれ3cmくらいずつ外に出します。
ボーカルは、高さが出て、音のかぶりもとれてキャロル・キッドの透明感のある感じが出てきました。さすがアクティブ!声の強弱や細やかなところが聴こえてきます。
お客さまが「いいねぇ!」と仰られます。
マーラーの3番も、パッシブ時にはは明らかに聴こえないような分離感があり、低域がしっかり出て厚みがありながら見通しが良く、音の発見がいっぱい。

あとで頂いたメールには、
同行したスタッフがご紹介したKhatia Buniatishviliのピアノを褒めて「聴き惚れている」とあり、「弱音が素晴らしい!」とのこと。
「ピアノが音の「ひだ」まで聴こえ、叙情的に聴こえるのはAKTIVの効果かも」。
そして、お気に入りのバッハのパルティータは、パッシブ時の響きの多さが魅力的に感じられていたのがAKTIVになった時に「?」と思われたようですが、その後再度聴きかれるとヴァイオリンそのものの音がきちんと聴こえてくるようで「特に気に入っている2番のシャコンヌはAKTIV後のほうがよい」と思われたとのこと。
(彼女、グルジア人でお名前は「カティア・ブニアテシヴィリ」と読むそうです。ピアノ、細かいことはわからないのですが、本当に素敵な演奏。私も触発され、週末はこればっかりでした)

・・・夜分失礼した後に早速感想を頂いたのは、私が繋ぎ直したBSの接続を間違えて夜の間困らせてしまった・・・という経緯の中ということもあったのですが、AKTIVの音にはご満足頂いたご様子。
(繋ぎ直した後は指差し確認だけでなくて、実際音を出してみないと!申し訳ないことをしてしまいました・・・トホホ。)

お客様は合唱をやっておられ、それもあっての昨年のシステムご導入でしたが、今後は細やかなニュアンスも聴こえてくるようになって、更に音楽の発見が多くなられることと思います。

LINNの最新システムEXAKTには、この長年LINNが取り組んできたAKTIVという鳴らし方が、系譜として太く繋がっていると思います。

FACEBOOKもほぼ毎日更新♪


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