2014.01.31 Friday 22:40

PIEGA祭り

今週末のLegatoはイタリアから北上してスイスPIEGA祭りです。
Premium1.2 ブックシェルフ(左)  ¥315,000
tMicro6 トールボーイ(右)¥336,000
Premiumシリーズは、リボンのLDRツイーター。
tMicroシリーズは、ドームツイーターです。
tMicroシリーズは、天/底板が2種類あって、
大きい方が4と6、小さい方が3と5。
それぞれ数字の小さい方がブックシェルフとなります。
写真は右がtmicro3で、左が4。
こうしてみると、大きさ随分違うのです。

3や5のシリーズでは、音場が広さくバランスのよい鳴り方。
4と6になると、更に低域の量感が増し、音に芯が出ます。
一音一音の輪郭が明瞭になります。

Premiumシリーズは、中高域の浸透力、音数の多さ、低域は更に増します。

ちなみにPIEGAはトータル的な印象では、音色はクリアで明瞭ですが暖かみのある音。
それからなんといってもサイズ以上の鳴りっぷり。
これはキャビネットの作りの良さや、堅牢さに起因します。
音のクオリティの高さは同価格帯のスピーカーの中では抜群です。

ラインアップ豊富なPIEGAなので、スペースとコストに合わせて選べるのが嬉しい!
週末は、これら4機種ご試聴頂けます。
SNEAKY DSMや、小型のアンプで駆動!

たまには、オーディオ屋さんらしいまじめなブログでした。
(ちなみに、スイスの演奏家は、フルートのエマニュエル・パユしか思いつきませんでした・・・。)
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2014.01.30 Thursday 22:45

LP12のアームをアップグレード

今日はLP12のアームのアップグレードに。

4年近く前にお求め頂いたMAJIK LP12。
その際は、お客様お持ちのユニバーサルアームをつけたいとのことで、MAJIK LP12にパッケージになっているカーボンアームの代わりにユニバーサルアームを取り付け、お楽しみ頂いておりました。

その後、AKURATE DS/Kなどのご導入を経て、LINNのテクノロジーのユニークさ、斬新ではありますが決して奇抜さを狙っているのではない、根本から考えて取り組むその姿勢に都度感心され、
「これは持っているLP12にLINNのアームを付け替えて聴いたらどんな音がするのか」
と関心を持たれ、今日のご納品に至ったのでした。

LINNの最高峰のアームEKOS SE。

ところで、このEKOS SEは羽のように軽い動きをするので、このアームの能力を発揮させるには、実はLP12のサブシャーシの強化が必須。

今まではKEELというアルミ合金を精密切削加工した超高価なサブシャーシしかラインアップになかったのですが、昨年冬にKOREというKEELと比較するといくぶん簡易なサブシャーシが登場したので、このKOREとEKOS SEの組み合わせで、セットアップさせて頂きました。
上に見えているアームボード部は、アルミ削り出しで、サブシャーシと一体化されているのです。

10日近くお預かりし、ご希望のアキュフェーズのAC-5を取り付け、調整の上ご納品。
さて、音は・・・?

お客様、この度ユニバーサルタイプからLINNのアームへ換えることで、下の写真の9個のカートリッジをしばらくは諦めることに。
9種類の音に匹敵する価値がないと困るのですが・・・
第一声、「あっきらかに、(以前の)何倍もいいですよ」とのこと。

ボリューム絞っても情報量が多くて、細かなニュアンスが聞き取れること、
曲間の無音が、今までと全然違うこと。
とにかく、しっかり情報拾っている感じがして、音自体がよくなったこと・・・

などなど、あっという間に2、3枚のレコードをかけかえて、「確認」されます。

S/Nがかなり上がっていること、それに加えて情報量が上がっていることで、押し出しの強さではない、生々しさ・リアルさが出て、音もクリアですが空気感が濃い!

さぁさ、今日は遅いから、ありがとう、もう大丈夫。
私はこれからちょっと色々聴かないと。
とのこと。

前回のAKURATE DS/Kの時は、夜中の3時頃まで聴いていたとのことでした。
今日は何時頃まで演奏会は続くことでしょう・・・笑
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2014.01.29 Wednesday 22:41

LINN AKURATE DSMご納品

本日は、LINN AKURATE DSMのご納品へ。
お客様が初めてDSを導入されたのは、MAJIK DSMが出たばかりの2年前。
CDプレーヤーとプリメインアンプを1台にまとめられ、シンプルな構成にされたのでしたが、一昨年末OCTAVE V40SEを導入され、MAJIK DSMをプレーヤーに、OCTAVEのプリメインで楽しんでおられました。


一体型のMAJIK DSMをプレーヤー使いにしていたので、やはり次を考えるとプレーヤー部の強化・・・ということで、この度AKURATE DSMのご導入に至ったのでした。
AKURATEへのアップグレードを決められてから、悩まれたのはDS/K(プレーヤーモデル)とDSM(HDMI入力のあるプリアンプ搭載のモデル)。
二機種を店頭で奥様と聴いて頂き、ピュアオーディオ専用のDS/Kの音質とDSMを比較され、音質はDS/Kかな、とお話されていましたが、Blu-rayを接続することなどトータルのクオリティアップを考えると、DSM!ということに落ち着かれ、この度のご納品となったのでした。


ちなみに、AKURATE DSMとOCTAVE V40SEの組み合わせでは、大きく分けて2種類の音が楽しめます。
① AKURATE DSMのプレーヤー&プリ部+OCTAVE V40SEのパワー部
② AKURATE DSMのプレーヤー部+OCTAVE V40SEプリメインアンプ

①の場合は、DSMからプリアウト(可変出力)して、OCTAVEの「PowerAmp in」に。
②の場合は、DSMから固定出力して、V40SEのInputに。

今回、まずは①で接続。
情報量がグッと増えたので、セッティングを少々変えます。
Sonusfaberは振りを強くして、壁からの距離をとります。
(LINNやPIEGAのスピーカーは、ふりをあまりつけないほうがよいですが、Sonusや先週のAlbedoのような傾斜を付けているスピーカーは、ちょっと振りを強めにしたほうが音が回り込みます。)


それから、オーディオボード。
これまでお使いだったものは、少し中低域に膨らみが加わります。
もともとSonusfaberは中低域に厚みがあるので、少しスッキリさせた方がイイかも・・・と思いお持ちした弊店お勧めのボード。
奥様も実際演奏される二胡の曲を聴かれると、「こっちのほうが癖がない!」重心も下がり高域も伸びました。ボードの色もお部屋と馴染みが良いのでこのまま置いていかせて頂くことに。


もちろんトータル的には、AKURATE DSMを導入され「演奏のニュアンスがよく聞こえるようになりました!」と、お喜び頂きました。


機材の数は、2年前にシンプルにされる前に戻ってしまいましたが、かなり大きなクオリティアップを経られて、これから末永くお楽しみ頂けそうです。
システムをアップグレードすると、聞慣れた音楽でも聴き直してみるとたくさんの発見があります。
今回のアップグレードは、その発見もきっと多いに違いありません♪

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2014.01.26 Sunday 17:53

イタリア週間
Albedo HL2.2

週あたまでご紹介したAlbedo HL2.2。

イタリアは、ローマ近くのチヴィタヴェッキアにあるというAlbedo。(2014現在)
芳醇な響きと、空間表現の素晴らしいスピーカーです。
トランスミッションライン方式の問題点を独自の観点で克服した作りのスピーカーで、細部にわたり、考え抜かれているだけあり音楽的なバランスも素晴らしいです。
他のスピーカーにはない魅力があって、開放的でありながら音の密度が濃いのです。
低域は最低域は出ていないにもかかわらず、全く不足は感じられません。

セラミック製のツイーターとウーファーは、まるでフルレンジのような鳴り方。
作り手がトランスミッション方式に注目して、どうしても採用したかったこと、深く頷けます。

イタリア週間(?)ということで、昨日のアバド指揮の「アルジェのイタリア女」を聴いてみます。
細部は細やかに表現しつつ、広い音場を再現。しかし歌が入るところは、肉厚な声で聞かせてくれるので、生々しく音楽全体が痩せてしまうことがありません。

ここまで全部イタリアンでしたが、駆動部はやはりスコットランドとドイツに任せました。

OCTAVE V40SEは6550管で。


写真が入った「イタリア 音楽散歩」に目を通していると、ロッシーニの項が。

余興にまとめてみますと、
オペラの作者ロッシーニは、ペーザロ生まれ、ボローニャとも縁が深いよう。
アバドはミラノ生まれ、先日亡くなられたのはボローニャのご自宅でした。
ボローニャって、大体国の真ん中あたりに位置するからか、都市も割と大きく、暮らしやすそうな感じでした。ちなみに、ボローニャ大学は、ヨーロッパ最古の大学なんですよね。

Albedoは上に書いたとおりチヴィタヴェッキア。ローマから近いところです。

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2014.01.25 Saturday 18:43

笑えるオペラ!?
ロッシーニ
「アルジェのイタリア女」

ロッシーニのオペラ「アルジェのイタリア女」。
この曲のことを知らない、イタリア語を話すスイス人が、オーディオショーで聴いて、馬鹿ウケしていたという話を聞きました。

「なにこのオペラ、すっごいおかしい!」と、お腹を抱えて笑うくらいだったとか。

残念ながら、聴いて笑えるほどにイタリア語はわからない。
でも底抜けに明るくてとても楽しげな曲で、どんな話かしら・・・と読んでみたら、あらすじだけでも吹き出してしまうようなメチャクチャな内容でした。
イタリアらしいというか、なんというか・・・。
(※「アルジェのイタリア女」でGoogle検索すると、日本ロッシーニ協会(!?)の方による作品解説のPDFが、とてもわかりやすく詳しいです。)

私自身、若い頃数年イタリア人と仕事をして、数だけは沢山の人数と働いたことがあります。
本当にいい加減なことを言うし、自分勝手で、彼らに比べると大真面目なこちらとしては大変。
そのときは頭にきても、思い出せば笑っちゃうようなことばかりでしたが・・・。
こちらが働けば、自分が働いていないように見えるから動くな、とか、
日本人の私に道を聞いてくる地元のおばさんとか、
いい年した男性がイタリアに着いた途端にトイレに入って「マンマ、今着いたよ!」と電話するとか、


肩をすくめて「仕方ないじゃん」みたいなことを言われると、怒っていることが馬鹿らしくなって、本能に従って生きているというか、憎めない人たちでした。
そして、ファミリー意識が強くて、仲間だと思ったら本当に親切。
気持ちのどこかで憧れたものでした。

・・・
話をオペラに戻すと、舞台は題名の通りアルジェリアの首都「アルジェ」で1805年ごろ。
そこにイタリア女や、イタリア人が登場する訳ですが、つまりイタリア舞台のイタリア人ではなく、外国におけるイタリア人が登場人物なので、めちゃくちゃなこと言ってるのに、まるめこまれちゃうアルジェの人々との対比がなんだかおかしい、気楽な話のようです。

そもそも、これを書いたロッシーニもイタリア人で、自分たちのめちゃくちゃさをよくわかっているんだから、ある意味したたかなんですが、その辺のしたたかさもイタリア人らしいんですよね。

さて、上に載せたアルバムジャケットは、先日多くのファンに惜しまれながら亡くなったクラウディオ・アバド指揮のウィーンフィルの演奏のもの。

そう、アバドもまたイタリア人なのでした。
このとっても楽しいオペラで追悼する、それもまたひとつかもしれません。

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2014.01.24 Friday 23:18

Sonusfaber Venere2.5
魅力的です♬

今週、Sonufaber Venere2.5鳴らしておりますが、魅力的です♬
トールボーイのスピーカーとしては、特に小ぶりでもスリムでもないですが、斜傾があるのと、デザイン画背中に向かって絞ってあるので圧迫感がありません。
LegatoのDECOLAが幅160cm。その脇に置くトールボーイとしては、PIEGAのスリムさに慣れている身としては、結構場所をとりますが、「狭くなったなぁ」という感じは全くないです。
リビングに置いてほしいスピーカーとしては、これって結構大きなポイントですね。

Legatoでは、SNEAKY DSMのバイアンプとMAJIK DSMとで鳴らしてみました。
SNEAKYでもしっかり鳴りますが、MAJIKと比べると差は大きく感じてしまいます。
3ウェイで、18cmのミッド、ウーファーで、中々たっぷりした大きさなので、やはりMAJIKで鳴らしたいところカナ。
あるいはSNEAKYでまず鳴らして、後からアンプを強化というのも一つの手でしょうか。

MAJIK DSMとの相性は抜群です。
広がり、奥行き、空間感、低域の量感、安定感、柔らかくかつ厚みのある音色、Sonusらしさがしっかりでています。
これはゴールデンコンビの1つですね!!

残り週末の2日間、1Fで気軽にお聴き頂けます♬
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2014.01.23 Thursday 22:09

LINN DSお使いの方に朗報!!
アルバムアートのお悩み解決か!?!

緑文字は、2014.1.24に追記した部分です。

たっくさんの方から「どうにかならないものか」とご要望頂いていた、
NASのアルバムジャケット問題。
Kinskyなどで見ると画像が粗く、文字などは何が書いてあるのか分からない状態でした。
これが、なんと、なんと!解決の情報が入ってまいりました!!

今まではNASのファームによって、綺麗に出るものがあったり、それもどうも一貫性がなかったりでしたが、現状ではQNAPのNASであれば、今のところ試した数台は型番違えど全てOkです。

手順は下記です。
あせらず、確認しながらお試しください!

1 まず、NASのメディアサーバーソフトTwonkyMediaの管理画面に入ります。
入り方は、LINN Konfig(設定ソフト)を立ち上げ、下の左側の「T」というマークに入り、
黄緑色の画面の一番下「Twonky Media Settings」に入ります。
※Konfigからうまく入れない場合は、DSあれこれ頁のTwonkyMediaのアクセス方法「方法2」をお試しください。(データベースの再構築は今回は関係ありません)

ちなみに、右側のマークだった場合は、NASのファームが古いので、アップデートが必要でした。
※NASのファームのアップデートは、QNAP Finderの「ツール」項目の「ファームを更新」で、アップデートします。

2 Twonkymediaに入りましたら、左側のメニューの「詳細設定」項目下の「プレーヤー」を選択します。
プレーヤーを選択すると、NASにアクセスしたiPadやPCなどの端末のリストが表示されます。

各リストには、IPアドレスや、「Genelic Media Receiver」と出ていますが、この右横をプルダウンして、「Linn Kinsky Desktop Control Point」を選択します。
最後に「変更を保存」を押して、完了です!!
※Konfigからの場合、「このページのスクリプトでエラーが発生しました。続けますか?」と聞かれますが、問題ありませんので「はい」で進行します。

ちなみに、このリストはそれぞれNASにアクセスしたiPadやiPhone、PCになるのですが、
iPadがどれなのかは、リスト左端のマックアドレスとiPad本体の「設定」で確認します。
iPadなどの「設定」の中の「一般」項目の一番上段「情報」を開くと、Wi-Fiアドレスが表示されていますので、これと同じアドレスのものをリストから選び、その『プレーヤー」を、プルダウンで、
例えば、iPadなら「Kinsky PDA Control」を選択します。


この画面には履歴も表示されるので、現在の状況を見るには「プレーヤーリストのリセットをします。
自宅のNASは、ファームが古く、上記の設定でKinskyが表示されなかったので、まずはNASのファームを更新してから、操作しました。
成功!!

アルバムアート美しくなって嬉しい!!

ーーー
もしかするとiPadのIPアドレスが変わるたびに毎回設定し直さないとならない可能性も出て参りました。
まだもう少し色々調べる必要がありそうです・・・。

ただ、お試し頂いても差し障りないので、お試しください。

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ローカルプレイリストからの再生のものは、画像が綺麗になりませんでした。
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