2013.03.31 Sunday 19:38

シネパトス閉館

サウンドクリエイト本店からすぐ三原橋交差点のすぐそば、晴海通りの地下を横切るように存在する古い映画館「シネパトス」。
今日をもって閉館します。

毎日、この地下をくぐって晴海通りを渡り、Legatoと本店を行き来していたのに、映画館にはついぞ入ることがありませんでした。
閉館を惜しんで作られたシネパトスが舞台となった「インターミッション」も見に行こうと思いつつ、近くて遠い映画館は結局中に入ることのないまま今日に至ります。

地下街の雰囲気といい、このネオンといい、「昭和」の香りがむんむん漂っていた場所がまた1つ失われて、なんとなく寂しい心持ちです。
銀座もしとしとと小雨が降っていました。

来たる4月2日には歌舞伎座が開場。
銀座もまた少し変わります。
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2013.03.30 Saturday 19:20

ブリュートナーのピアノ

今日のブログネタに困窮して、本日のLegato相方さんに助けを求めたら、店内一巡りして1枚のレコードを持ってきてくれました。

「これ、『スティング』のサウンドトラックだけど、ピアノがブリュートナーだった。」
とのこと。

YAMAHA、スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ベヒシュタインとピアノの種類も色々ありますが、ブリュートナーのピアノと言えば、知っているのはLINN RECORDSの看板ピアニストでここにもバッタリ来たことのあるArtur Pizarroが使っているということくらい。(※)
中高域が煌めく感じの美しい音色のピアノと記憶していますが、「Sting」のサントラ、聴いてみました。
※全ての録音ではないようです。

「The Entertainer」がテーマ曲のこの映画。
実は今日聴くまで、子供のころからあまりにも耳馴染みし過ぎていて、この曲のタイトルが「The Entertainer」ということも、この映画でそれほどに有名になったとも知りませんでしたが、絶対誰でも知っている曲です。
この曲、1902年にスコット・ジョプリンによって作曲されたのだとか。
100年以上経っているとは驚きです。


さてレコードを聴いてみると確かに、中高域に特徴があります。ナルホド!
(NinonynoのLPでファーストプレスだから音も良い)

ちなみに、余談中の余談ですが、この件でネットサーフィン中に面白い記事を発見。
Beatles「Let it be」の冒頭のピアノ、録音風景の写真にもブリュトナーのピアノが写っていて、あのピアノもブリュートナーなのだとか。
・・・そうして聴いてみると、「確かに、そうかもー!!」
(この話しは裏はとっていませんが、確かに中高域に特徴ありますよね)

耳が確かか、イメージに振られているか・・・
興味深いところです。

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2013.03.29 Friday 20:31

伝道

本日は若いお客様がスピーカーの比較試聴を。
学校の部室のシステムを新調したいというご要望。
小型のブックシェルフを3種類比較され、
先輩は「低域の感じでいうなら(LINN UNIK)こっち」
後輩君は、「僕はあっち(PIEGA TMicro3)が好きだけど、先輩の決めたもので!」
そういわれると先輩も「確かにそっち(TMicro3)も楽器の一音一音は良く聞こえるよな。どっちもいいんだよな」

・・・そんなやり取りがなされた中、システムも無事決まり(LINN UNIKに決まり。10年以上を誇るロングセラーモデルです)、
雑談の中、ご相席されたお客様から何の部活なの?など聞かれるままに「JAZZのビックバンド」と答えたのを受けて、「学生さん」で「ビックバンド」だったら、コレ読んどかなきゃ!とJAZZ喫茶ベイシーの店主菅原正二さんの本をお勧め。
エラそうにそんな「伝道」をしていましたが、じつは私自身はお客様から「コレを読みなさい」と言われたのが五味康祐氏の「オーディオ巡礼」「西方の音」と、写真のこの本、瀬川冬樹先生の「虚構世界の狩人」。五味先生も瀬川先生も今は亡いのが惜しい方々ですが、その影響を多分に受けたオーディオ諸兄はきっとたくさんいらっしゃるはず・・・。

瀬川先生の本は絶版になっていたので、古本を手に入れました。
五味先生の「オーディオ巡礼」はステレオサウンド社から復刊されています。
「西方の音」は絶版になっているようなので、先輩スタッフに借りました。
「ジャズ喫茶「ベイシー」の選択」は、駒草出版から「ぼくとジムランの酒とバラの日々」という当時の連載タイトルに戻って出版されました。

本を読んでナマの音が聴こえるわけではないですが、その精神は文字の間を飛び出してストレートに心に突き刺さり、本に書かれていることと目の前のオーディオシステム、それから1枚のレコードを手がかりに、きっと脈々と受け継がれていくような気がします。
本を介して伝道し、伝道を受け、きっとずっとつながっていくに違いありません。

・・・
最初に出てきた大学生の彼らがiPodでかけていた曲、「このデータは何のファイル?何からとったの?」と聞くと、「僕らが入部するずっと前からあるデータなんで・・・」とのこと。
これもまた伝道!
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2013.03.28 Thursday 18:13

お知らせあれこれ

お知らせあれこれです

★ DSの「これ知っていますか?」

DSで再生中、次の曲何入れたっけなーとKnskyのプレイリストを見ると、今リストのうちのどこを再生しているか探せない!ということありませんか?
そんな時は、Kinskyの上部に表示された現在再生中の音源をタッチして下さい。
再生中のところまでリストが動きます。

Legato統計的には意外と知られていない小ネタでした。

★KEFの50周年記念モデルLS50生産終了間近!

本店でご案内しているKEF LS50が今週末のご注文までで生産終了とのこと!
お気になられていた方は、是非本店へ♪
KEF LS50生産終了

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2013.03.27 Wednesday 22:09

バーチャルアース調整

今日はO様のお宅へバーチャルアースの調整に伺いました。
7年近くお使い頂いているLINN AKURATE212。
TRIGONのアンプで鳴らしていらっしゃいます。
TRV100、TRE50が発売された始めの頃にお求め頂きました。
TRIGONで鳴らすLINNのスピーカーは音楽に奥行きがあって、本当に魅力的なのです。

年末、QUADRASPIREのラックご導入の際、バーチャルアースのご要望を頂き、なんやかんや間があいてしまいましたが、本日完成!!

O様のお宅では、LINN UNIDISK SCとLINDEMANNのプレーヤーがTRV100に接続され、パワーアンプTRE50はバイアンプ。

弊店の編み出したバーチャルアース的に、TRIGON4台のアースはプリへ戻し、プリ・パワー間はアンバランスで接続します。
そう、そこまではよいのです。
問題はプレーヤー。プレーヤーが2台以上プリに接続されると、うまく接続しないとアースのループが出来てしまって、両方のプレーヤーにとってよくない、ということがあります。
(こんな時に、TRIGONのDAILOGやOCTAVEのPHONOMODULEといったモジュール式プリアンプは、接続する機器がそれぞれアイソレートするので楽チン)

今日のテーマはUNIDISK SCとリンデマンをどう接続するかでした。
両方ともアンバラ接続というのは全然×、バランス接続も同様に×。

アース的に、片方はアンバランスケーブルで、バランス変換プラグを使いTRV100のバランスINPUTに入れる。(A)
もう片方は、NuForceのシールド切りケーブルを使用する。(B)
色々検証し、試した結果、ここまではきました。

O様はリンデマンのプレーヤーを優先的に聞かれるとのこと。
UNIDISKは映画を見るのに使うので、音質はLINDEMANNを優先してほしいとのこと。
・・・UNIDISKには(A)の接続が良かったので、当然リンデマンも(A)のほうが良い結果が出るのでは?と考えがちですが、コレが違うのです。
UNIDISKには(A)、LINDEMANNには(B)。
これが両方のプレーヤーとって良い結果と鳴ったのでした。

横で聞かれていたO様も、「なんでかよく分かんないけど、音が違うのはすごいわかる。こんなにちがうものなんですね」とのこと。

最後にO様のご希望で、プリアンプとパワーアンプが連動して電源を落とせるようにしたいとご要望いただきましたが、連動用のケーブルで接続すると、機器が繋がりループになってしまうため、音質が落ちてしまうことをご説明。
O様は音質を優先して、連動ケーブルはいったんなしということに。

そう、機器の連動ケーブルって、連動できたほうが絶対便利なのですが、音質的にはちょっと落ちてしまうんですよね・・・。

元気いっぱいで出迎えてくれた小さなお坊ちゃんも、帰る頃にはお眠の時間。
遅くまで失礼致しました!
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2013.03.24 Sunday 20:32

エージング

「エージング」という言葉、日本では美容や健康に「アンチエイジング」なんて使ったりして、「老化」みたいな気分に受け取りがちですが、オーディオ愛好家の皆様にならきっと慣れ親しんだ言葉ですよね。

スピーカーの「エージング」だけでなく、アンプやスピーカーにも「エージング」というのがあります。
昨夕ご来店されたY様、本店でLINN KLIMAX DS/Kをご導入されてしばらくぶりのご来店でした。
その後いかがですか、と伺うと、
「ある日突然よくなったんですよ!」とご夫妻。
最初はKLIMAXを入れた!という気分的な高揚(効用?)もあって、もちろんAKURATEの時と違うのは実感していたけど、こんな感じかなーと思っていたら、きゅう−にガラッと変わったと。

お店でも、例えばLINNのKIKOなどを鳴らしていて、「あれ、なんかこんなに鳴っていたっけ!?」という日があります。
毎日聴いていてもわかるくらい、グッとよく鳴るときがあるのです。

一般的に、エージングは1カ月、3か月、半年、1年・・・と言いますが、
鳴らしたての時と、1,2日鳴らした後の音ではやっぱり違って、エージングがきいてくると伸びやかになったり、滑らかになったり、いい意味で柔らかくなったり、音圧が高くなったり・・・。


考えても見れば、迷路だって1回目はものすごく時間がかかりますが、2回目以降はスルッといきます。
オーディオの回路が迷路というわけではないですが、山に人が登ることで道が出来るように、オーディオの回路も止めどなく信号が流れていくうち基板が焼けて、なおかつ繋いだアンプやスピーカー、ケーブルとの接続も馴染んでいくと、どんどんよくなります。
そうして、その人それぞれの音となり、「音は人なり」となっていくのでしょう。

「エージング」=年を重ねること。
歳を重ね、その人の人生がそこにある。
当たり前のことですが、「アンチエイジング」でなく、素敵に歳を重ねたいものです。

後記 書いているうちに話の着地点が変わって、挿絵がなんか雰囲気違いますね。

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2013.03.23 Saturday 20:03

いろいろ入荷しています

新製品!というのとは少し違いますが、色々入荷しています。

まずはコチラ
★LINN MAJIK109 の ハイグロスカラー!!

艶あり、ハイグロス仕上げのLINN MAJIK109。
カラ―はオークです。
LINNのスピーカーは、基本6色に加え、MAJIK109ならプラス¥63,000で、ハイグロス6色、更には200色からカラ―を選択できるのです。

オークのそのままもナチュラルでとてもよいですが、ハイグロス仕上げは色味が深くなり飴色のような、ハチ蜜に漬けたような甘い雰囲気になります。

LINNのスピーカーは6面付き板仕上げ。
ハイグロスだと22万強、通常だと15万強のスピーカーですが、仕上げ結構綺麗です。
LINNスピーカーの仕上げについては>>>LINN JAPANサイト


★NuForceイヤフォンのマイク付き 入荷しました

NuForceのイヤフォン700X+が先日(再)発売されましたが、
マイク付きもラインアップに加わりました。
マイク付きはブロンズカラ―になります。

NuForce 700X+(マイクなし)  ¥8,400
        700M+(マイク内蔵) ¥9,450
※いずれも税込

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