2011.10.30 Sunday 18:15

円かと思いきや!

軸受からはじまり、インナー、アウタープラッタ−と続き、サブシャーシ、アームボードまで参りましたので、本日はトーンアームを固定する「アーム・カラー」。

さて、LINNのアームカラ―だけをご覧いただくことは滅多に有りませんね。
しかも、LP12を手に入れた喜びが大きい導入時は、そんな地味な所になど普通なら目もくれないでしょう。
たまには、こうしてじっくり見てみましょう。
(写真はアームボードにしっかり取り付けられたAKITO III のもの)
     
何の変哲もない、穴のように見えますが。
ただし、一度これがアームの丸い柱を支える部分でなくて、単なる写真として見てみて下さい。

そうすると、内周の部分、円かと思いきや、微妙に歪んでいるのがおわかり頂けますでしょうか。
「え?円もまともに作れないの〜?」と思われた方、ノンノン、違うんですね。

これは、右の写真のように脇から出てくるボルトで、アームの垂直軸を押さえて固定するキーポイント。
つまりこういうことなのです。





下の図をご覧ください。
図の左、普通の丸だと、ネジで押さえられた1点と、軸受の軸の設置する1点の合計2点でしか留まりません。
しかし、図の右のように、円にたんこぶがついているように「アーム・カラ―」の内周を加工することで、ネジで押さえられた1点のほかに、垂直軸はネジの対向側の2か所(正しくは2本の線:カラーの厚み分の筒状なので)の、3点で支えられることになります。
これによって、垂直軸がぶれたりずれたりしないのです。

何がそんなに重要かというと・・・言わなくてもきっと皆様ご存知のはず。
何しろトーンアームの根元ですから、ここがぶれては本末転倒、スタイラスの微細な動きどころの話ではなくなってしまうのです。

3点支持と言えば、前々回のお話のサスペンションも3点支持。
今回のアーム・カラ―もアーム・ボードにネジ留めされるのは3点。
そういえば、LINNのロゴも横から見ると上の図に似ているような。

しかしながら、LP12・・・、細部にわたりこれでもか!」と芸が細かい・・・。

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2011.10.29 Saturday 17:57

PCオーディオ、ネットワークオーディオ
専門誌続々刊行

PCオーディオ、ネットワークオーディオが続々刊行されております!
         
ステレオサウンド社から「Digifi」
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各誌、様々な情報が満載!!
まったくこれから始める!という方には、既に発売されている共同通信社の「はじめてのPCオーディオ」もお勧めです。

雑誌で興味がわいたら、まず聴かなくちゃ!
・・・ということで、サウンドクリエイト本店では、DS全機種、ここLegatoではPCオーディオとネットワークオーディオのそれぞれの面白さをご体感頂けるようにしておりますので、是非ゼヒご体験にいらしてくださいませ。

Legatoでご試聴いただける「ファイルミュージック」再生製品
・LINN MASJIK DS-I
・LINN SEKRIT DS-I
・NuForce DAC9
・NuForce ICON2
・NuForce ICON HDP
・NuForce UDAC2
・WADIA 170iTransport
・FOSTEX HP-P1

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2011.10.28 Friday 19:33

サウンドクリエイトのDSあれこれ

サウンドクリエイトの本店WEBページにて、LINNのDSの疑問に答えたり、情報アップをしたりしている「DSあれこれ」というページがあります。

ここでは、主にトラブルシューティングやおすすめのリッピングソフトなどをご紹介しています。
そうはいっても、まだまだの内容で、どんどんアップしていく気持ちでいるのですが、こういうページを作っていると、難しさと面白さがあります。

たとえばトラブルシューティングなどって、問題が確定していればそのやり方のみを見ればいいけれど、どのトラブルかを判別するところまでが、まずわからないことが多いと思います。

それから、これは以前お客様にも言われたことなのですが、私たちにとっては5年近くの間DSと毎日付き合い、あたりまえになっていることが、初めて手にする方には「知らないこと」や「思いもよらないこと」だったりして、そこの間隔(感覚?)を埋めていくのが、またおもしろかったりもします。

最近は、店頭でよくいただくご質問に関して、少しづつアップしていきたいと考えています。
「こういうのもあったら便利」などありましたら是非教えてくださいませ。

最近アップした記事は、「PCのHDDでDSははじめられないの?」というご質問に答えた内容です。

ちなみに、DSをご検討されお貸出ししていた方から、「悪くないけど自分の今持っているシステムとあまり変わらない」とコメントいただきましたが、PCからのストリーミング再生で聞かれていたことがわかり、NASにデータを移して聴いていただいたところ、「全然違った!」と、ご注文頂いた・・・などという話も、本当の話だったりします・・・。








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2011.10.27 Thursday 18:47

小休止 ティータイム

昨夜もミニパラ物語の続編の調整を行っておりましたが、毎日だとご興味のない方もいらっしゃるかもしれませんので、今日は小休止。

小休止と言えば、おやつなので、また甘いモノのお話しでも・・・。
今日ご紹介するのは、喫茶も兼ねたケーキ屋さん。

アンリ・シャルパンティエはもともと関西の芦屋のお菓子屋さん。
今はどこのデパートの地下にもあるようなくらい有名になりましたが、以前は頂くと嬉しかったものです。デパ地下とちょっと差をつけるなら、銀座の喫茶室へ。

ここでしか食べられないケーキなどもあるようです。


新鮮なフルーツで、彩りも味も豊かな、タルトがおいしい「キルフェボン」は、もともと静岡のお店なのだそうです。Legatoすぐ近くの銀座のお店は、最近近所に移転されました。
新しい店舗でも地下1階が喫茶になっているので、その場でタルトを楽しめます。

オーディオシステム選びに奥様屋ご家族を口説くにはよい小休止になるかも!?

アンリ・シャルパンティエ
中央区銀座2-8-20 ヨネイビル 1F・B1F
03−3562-2721

キルフェボン
中央区銀座2−5−4ファザード銀座1F/B1F
03−5159-0605

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2011.10.26 Wednesday 20:01

続 ミニパラ物語

さて、Legatoにやってきたミニ・パラゴン。

クリフォード・ブラウンの「What's New」なんてめちゃくちゃ気持ちよく、トランペットの音が前に飛んでくる!
・・・と、思ったら、キャノンボール・アダレイとビル・エバンスの「Know what I mean?」の気に入りの1枚では、ビリビリ言うので、もう少し吸音が必要だ、ということになり、再調整。

このミニパラゴン、もともとRFT L6506を搭載しよう!という話になった時にリアパネルがはまらなかったので、背板を木のブロックで浮かすことに。その隙間が功を奏して、音圧がものすごく上がったのでした。
  









で、中を開けましたら、コンデンサがケーブルと触っておりました。これが「ビリビリ」の原因の1つ。

更に、背板もないているので、最近お気に入りの調音アイテム「コルク」を挟んで鳴きを緩和させることに!

調整前の背板が、右の写真の黄色い矢印部です。
赤い矢印の部分に、コルクを貼っていますね。
ここに背板を取りつけます。
横から見た完成図は、こんな感じ。↓
これをすることにより、変なビリビリと鳴きが随分よくなり。音がもっといろんな曲でも(越路吹雪の「愛の賛歌」でも)前に飛んでくるように。

完成も間近だったのですが、ボリュームを上げたり下げたり、色々いろいろ聴いているうちに、前面パネルの裏側が鳴いていることがわかったり、ツイーターをもう1種類別のを試したいかも、という意見が出たり、で、もうちょっと再調整が必要になりました。

それでも当初よりは断然良くなっておりますが、こうなったらトコトンやってやろうじゃん!と、意気込んだのが夜中の1時。(先週のこと)
次の日はグロッキーで、今週に持ち越しとなったのでした。

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2011.10.23 Sunday 15:59

ミニパラ物語 プロローグ

   
そもそもの発端・・・
それは、JBLのパラゴンのレプリカ品、「ミニパラゴン」をお持ちのM様の一言でした。
「あれ、かわいいんだけど、ぜんっぜん鳴らないんだよね。やっぱり大きさ的に無理があるんだろうね。」
   
それを聞いて興味をそそられた当店スタッフが
もしよかったらこちらで調整しましょうか。
ん・・・このドライバーだと厳しいですね。
やっぱりねーしかたないよね。
もしお任せ頂けるなら鳴るようにやってみますが・・・。
えっ!?ホント?なんなら丸ごとやりかえちゃっていいよ。
・・・という流れで、始まったこの「ミニパラ・プロジェクト」(勝手に命名)。

M様のスピーカーをを調整するにあたり、色々実験が必要ということと単純な当店スタッフの興味で、同キャビネットを3個用意。
まずは店のもので調整を始めました。
3ウェイだった元々のユニットは、使えないということで、ユニット探し。
悩んだ挙句、もしかして・・・とりつけた当店お得意のRFT L6506(フルレンジ)がサイズ的にぴったりはまる上、良さそう!ということで採用。
それに合わせ、ツイーターを数種試し、中で結果の一番良かったSB ACOUSTICS SB25STACに決定。
フルレンジのL6506にこのツイーターで、ひとまずスーパーツイーターはいいモノが見つかるまでナシ!ということで、構成はほぼ決まり、内部の吸音や内部配線を聴いては決めての繰り返しで、出来上がりまで近くなって参りました。(コンデンサは、Jantzen Audio Superior Z 2.2μを18kHzで切っています)
ここまでは、クリエイト本店での出来事。

まずはこの試作品をLegatoで鳴らしてみようと持ちこまれたのが数日前。一昨日の晩設置してならしてみたところ、曲によって鳴きが出るので、再度背板を外して調整!とあいなりました。

・・・さてこの続きはまた来週!
ちなみに、本店での調整の詳細は、サウンドクリエイト・TIMESにて近日掲載予定!

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2011.10.22 Saturday 19:25

澤野工房 新譜入荷

澤野工房より、新譜が入荷しました。
寒い時期の澄んだ夜空のような1枚。
  
        ネジン・ハヴァネシアン・トリオ
             SONOCORE
ドイツを中心に活躍しているというベーシスト ネジン・ハヴァネシアンがアルバムリーダーの1枚。
収録されている9曲全曲をオリジナルナンバーで。
曲風は幻想的ながら物語性を感じられます。

なんというのか、勝手ながら感じるイメージは星や夜露に濡れる草木。
それらを擬人化して、音にダンスさせているような感じ。
澤野工房の新しい一面が見られます。

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